博士号取得
投稿日:2023年11月20日
カテゴリ:院長ブログ
先週の木曜日(11月16日)に
大学院最終審査が大学で行われ
博士号取得が決まりました
思えば4年前の今頃
誰かが書いた研究論文を参考に
日々の診療を行っていることに少し疑問が生じ
恩師の日本大学松戸歯学部歯周治療学講座教授の小方頼昌教授に
相談したところ
『北澤のやりたい研究、うちでできるから大学院の入学試験受けなさい』と。
そして翌年春
大学院に入学し研究がスタートしました。
僕の研究は患者さんに移植する補填材である炭酸アパタイトが
生体内でちゃんと取り込まれて骨に変わっていくのか
それを組織学的及び生化学的(遺伝子)に解析する研究でした。
今回は患者さんに移植した人工の骨を
数ヶ月後に回収し
大学に届けるところからスタートしました。
診療後19時ぐらいに出発し
大学に到着するのがだいたい20時くらい。
それから研究の準備をして
帰宅するのが12時とか・・・・・・・・
1年の頃はとにかく授業に参加しなければいけないため
休みはほぼありませんでした。
3年間ほど経過しサンプル数も集まり
研究も順調に進んで行きました。
ただ、まとめるのに非常にストレスも時間もかかり、
多くの先生方のお力も借りつつ
さらには研究だけでなく学会に参加して発表もしなければならず
診療の合間だったり、休みをいただいて進めてきました。
そして
いよいよ論文もまとまり
先日16日に最終審査に臨みました。
審査するのは現役教授20名。
20名の教授たちの前で
自分の研究の成果を発表しました。
そして
教授20名の承認をいただき
晴れて大学院卒業が決まりました。
上の写真はお世話になった小方教授
しかし、
長かった。
苦労した分
終わって目の前の靄が晴れたような清々しい気持ちに今なってます。
朝診療に向かう際も
秋ってこんなに美しかったんだなあと感じてしまうぐらい。
来年からは医学博士として
恥ずかしくない歯科医師として
関わった人全てに人達のために情熱を燃やしていきたいと思います。
北澤 伊
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