また当院で多く行っていることとして、親知らずの抜歯です。親知らずで悩んでる方もたくさんいらっしゃると思います。

親知らずを残して良い事もありますが、実は悪いことの方が多いのです。親知らずがあることにより、残さなければいけない歯が悪い病気になってしまったり虫歯になったりもします。

しかし簡単に抜くことを決断するのではなく、他の歯が保存不可能だった場合に部位によっては、その歯を移植する事も出来ますので、そういった事も考慮しながら、適切な処置を心がけています。

移植となった場合にも、簡単に行えるものではありませんので、しっかり審査診断を行い、感染のリスクを極力押さえながら行います。

また、昔から歯科医院というのは、緊張したり、痛かったらどうしようなど不安に感じながら通院する場所というマイナスイメージが定着しています。ですから少しでも、快適に通院いただけるよう、技術はもちろんのこと、しっかり患者様と話すこと、居やすい空間を作る事を心がけ、日々診療を行っています。

話すというのは自分の中でとても大切にしている事で、痛みが強く出ているような急性症状がある場合は別として、それ以外ではまず、口腔内の情報収集を兼ねて、患者様自身がどのような気持ちで来院されたのかなど、しっかりお話を聞く事を心がけています。

また、お口の中を見られるのが恥ずかしいと思っている方もいると思います、それを感じ取る事も私の仕事であり、とても大切な事です。

さらに、歯を残す治療。神経を残す治療。なるべく削らない治療。痛みがない治療。これは全て大切な事で忘れてはいけない事です。

患者様の希望を聞き、しっかりとゴールまで導く事を念頭に日々診療しています。歯を残す事はしっかりとしたケアが必要であり、また失ってしっまった部分はしっかりした素材や部位に適したものを選んで治療する必要があります。

歯が何かしらの病気になってしまった場合、日常の生活環境も影響します。歯を失う原因の第一位は虫歯と言われており、第二位が歯周病、第3位が歯牙破折と言われています。

虫歯の場合は甘いものがとても好きな方、間食が多い方など原因はたくさんあります。口の中に食べ物が入ったときに口の中のPHは酸性になりますそうなると歯の表面が溶けてきます。

その後、口腔内は中性に戻り、歯は再石灰化と言って硬くなります。これが朝昼夜繰り返し起こります。その間に間食をしてしまうと歯は溶けっぱなしになってしまうという事です、そこに細菌が付着し虫歯に羅患してしまうのです。

虫歯になる原因も様々ですが、ただ治療して終わりにしてしまうと虫歯になってしまった原因を除去しない限り、繰り返し治療が必要になってしまう事もあります。

なぜ、再発してしまうのか、何が原因なのかを理解していただくことも大切なことですし、治療したその後のことをしっかり考えないといけないのです。

昔から使用されている金属や材料、治療方法が良いというわけではありません。その方法が本当は良くない治療方法だったという場合もございます。

残す事が不可能になってしまったと言われてしまっても、私はそれが本当に残す事ができないのか徹底的に調べます。歯を抜くことは最終手段です、少しでも残せる可能性があったら徹底的に残す努力をします。

それでも残せなかった場合、その部分にも歯を作らなければいけないので、いろいろな種類のなかで機能面、費用面からどの方法が一番理想的かを相談しながら、決定していきます。

これからも患者様がここにきて良かったと思っていただけるように努力していきたいと思っています。歯科治療に対する私の気持ち・姿勢は以上です。歯科治療のことばかりでしたので、最後に少しプライベートなこともお話させて下さい。

今私が夢中になっているもの、それは「ゴルフ」です。まだまだ初心者みたいなものですが、朝早く起きて緑の中で話しながら体を動かすのは最高です。

また、自分の祖先が幕末の新撰組に関わりがあった事から、歴史にもとても興味があり、司馬遼太郎の本などはこれまで沢山読みました。さらに関連のある地に旅行に行き、浪漫を感じる事なども好きです。

治療で御来院された際には、いろいろな事も気兼ねなく尋ねてみてください！